§2 IPアドレス

 IPアドレスには,グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスがあります。
プライベートIPアドレスには次の3つのクラスがある。
クラス
IPアドレス
サブネットマスク
備 考(接続台数※)
クラスA
10.0.0.0〜10.255.255.255
255.0.0.0
256×256×256-2=16,777,214台
クラスB 172.16.0.0〜172.31.255.255
255.255.0.0
256×256-2=65,534台
クラスC 192.168.0.0〜192.168.255.255
255.255.255.0
256-2=254台
※ 1つのサブネットに対する可能接続台数
家庭内LANや小規模なLANの設定ではクラスCのアドレスを使用する。
一般にルーターのアドレスは192.168.0.1になっているが,なかには 192.168.1.1 がデフォルトになっ
ているケースもあるが,それぞれの環境に合わせればよい。
我々がインターネットに接続する場合はISP(インターネットサービスプロバイダー)から動的に
IPアドレスを付与される。 これがグローバルIPアドレスである。
プロバイダーによっては固定アドレスを割り振っているところもある。 
このグローバルアドレスによって初めてPCが特定されることになり,
HPの閲覧やメールのやりとりが出来るのである。
しかし本コーナーはDHCP機能を使うのでIPアドレスに関しては気にしなくて良い。
下記の例でネットワークの設定を考えてみよう。
           (下の画像をクリックすると我が家のネットワークのトポロジーが見えます)

 
●構成機器
 まずLANを構成するにはどのような機器が必要であろうか。
 ・ルーター:ブロードバンドルーターはHUB機能を持っており1ポートしかなければPCの台数に
       見合ったポートをもつHUBが必要になる。
       また、お使いのものがxDSLモデムやブリッジタイプのものは別途ルーターを用意する
       必要がある。 
       選択基準はWAN側100M、LAN側も10/100Mのものを用意したい。 
       そして出来るだけスループットの大きいのもを選ぶことが必要である。
       但しその値が大きくても,セキュリティ対策(パケットフィルタリング等)をすることに 
       よって実行スピードが下がる可能性もある。
       また,セキュリティの点でもルータータイプのものを使用した方がよい。
       ブロードバンド化によって常時接続が当たり前になると,外部からのアタックを受けや
       すくなる。モデムやUSBタイプではグローバルIPアドレスがストレートにパソコン
       に付与されPCが直接WANに晒されることになるからだ。その点ルーターを介すると
       グローバルIPアドレスはルーターにあてがわれLAN側には及ばない。
       またPINGさえ受け付けないセキュリティ仕様のものもあるので事前に良く調べよう。
 ・HUB :最近は安価になってきており10/100のスイッチングHUBを用意したい。
        (別途購入する場合)
       ルーターやHUBは通常電源をONの状態で使用するのが普通である。
       従ってこれらの機器が傷害を受けるとネットが使えなくなる。
       予備器を用意するなど対策を考えた方が良いのは云うまでもない。
 ・ケーブル:使うケーブルは,ツイストペアと云って4対の信号線をそれぞれ捻って高いシールド効果
       を実現しているものである。
       先端は電話のモジュラーコネクタよりもやや大きめのRJ45が使われている。
       ケーブルの色や形状は色々あるがカテゴリ5またはG(ギガ)イーサネット用のものを使
       う方が良いだろう。ケーブルにはストレートとクロスの2種類のケーブルがある。
       直接PC同士をつなぐ場合はクロスケーブルを使うが,ここではストレートケーブルを使
       う。
 ・LANカード:無論10/100のものを選ぶ。 
       ノートPC用にはカードタイプ,デスクトップ(タワー)PCではIOカードです。 
       最近のノートPCにはモデム用とLAN両方が備えているものもある。
       カードスロットのないPCにはUSB用の変換アダプタもある。
●ルーターとPCの設定
 ルーター側:無論DHCPを有効にする方にチェックを入れる。
       無効にすると,すべてのPCにIPアドレスを振らなければならない。
       その方法は次回述べることにする。
 PC側  :ネットワークの設定 
●ネットワークのプロパティ
 左図のTCP/IPのプロパティを開く。
NetBEUIなどがリストアップされていれば
削除してかまわない。




(左図はWIN2kの例基本はすべて同じ) 
●プロパティ
左図の通り。
・IPアドレスの自動的...はルー
ターのDHCPから自動的にアド
レスをもらうために必要。
・次のDNSサーバー...はISP
から自動的にグローバルIPアド
レスをもらうための設定。















1/27
 ルーターやPCのネットワークの設定はデフォルトで上記の様になっているはず。
 従って機器類を接続さえすれば繋がるはずだ。
ただし,ファイルとプリンターのダイアログで共有を有効にしないと他のPCがネットワークに現れ
てこないから注意する必要がある(下図参照)。しかし将来Webサーバやメールサーバを自宅で運
用しようとする場合は,このような設定では駄目だ。各PCのネットワークの設定は固定IPアドレ
スにする必要がある。
 また,DHCPの元での通信はユーザーが意識しなくとも当然の事ながらIPアドレスが使われ
る。ルータのDHCPサーバー機能を使うことにより動的にIPアドレスが割り当てられるからだ。
複数のPCを繋げると繋げた順にアドレッシング?される。従って毎回接続する度にアドレスが変わ
る。これは我々がインターネットに接続する度にアドレスが変わるのと同じで,ISPのDHCP
サーバーが動的にIPアドレスを割り振るからだ。
 上記PCの設定はLANカードを事前に取り付ける必要があることは云うまでもない。
NICを挿入するだけで認識するもの,取り付け後FDやCDを要求されるものや,また先にインス
トールCD(FD)でインストール済の状態でNICを取り付けるものなどがある。
取説をしっかり読んでおこう。
 取説は自分ではあまり読まない方。買ってきたら直ぐに差して見たくなるし,直ぐに使ってみた
い。旨くいけばラッキー,駄目ならその時初めて取り説を読み始める。まあ大概は旨くいきます。
でも皆さんは真似しないように。手戻りをしないためにもね!
 注)NIC:ネットワーク インフォメーション センターではなく,この場合ネットワーク 
       インタフェース カードのこと。 
左図はネットワークのプロパティ

他のPCの資源を有効活用するには,
ファイルとプリンタの共有を有効に
する必要がある。


(左図はWin98の例)





(1/28)